140字小説 · 19日 4月 2018 003 遠い国から来た人は、ここは暮らしやすいし、非合理的なところが気に入っていると言った。彼の故郷は碁盤の目のような町で、家々の前には番号がふってあるのだそうだ。「手紙の誤配はないけどジョウチョもないよね」苦笑しながら彼は、GOOGLEマップと格闘している。 tagPlaceholderカテゴリ: